彼女が生きた世界

この狭い鳥籠の中で

これは、とあるボーダーコリーの♀の子が生きていた世界です。
24時間中、23時間50分はここにいて、雨が降り続けば外に出ることもできず、何日もこの檻の中に閉じ込めたままでした。
酷暑の日も、極寒の日も、強風の日も、彼女は独り耐え続けました。
ここから抜け出すことができるのは、妊娠した時だけです。

彼女はこの暗く狭い場所で、その犬生の大半を過ごし、先日、終えました。

↑2022年6月、一緒に散歩に行った。

こんなに可愛いボーダーコリーは見たことがない! と思うほど可愛い子でした。
いつか絶対助け出して、なんなら僕の子にしたいと思っていました。
その「いつか」は決して訪れることがないのだと、突きつけられた現実があまりに哀しくて、僕は泣きました。
まだ涙が出るのだと、自分でも驚きました。
亡骸を見ることは叶いませんでしたが、いつか絶対、あの草原へ迎えに行きます。
その「いつか」を楽しみにしながら、彼女が生きるはずだった鳥籠の外の世界へ、1頭でも多くの不幸な犬達を連れ出したいです。

またね、クルス。

もう少し待っててね

明日、コリー2頭を保護する予定です。
その子達と、石松家の黒柴・かんなが一緒に東京のシェルターへと向かいます。

歩花アルカに続き、ともお別れです。
ですがきっと、幸せを掴んでくれるでしょう。
詳しくは後日またブログで。

そして、レスキュー待ちのコリー♀がまだ1頭……。

今石松家にいる子の里親が決まったら、この子を保護したいと思っています。
ラブラドールの子と、どちらかを選ばなければいけないのがつらいです。

支援物資をいただきました

↑S様からいただきました。愛されていたのが伝わってきます。

↑SNSで里親さんを探してもらっている、ボランティアのK様からいただきました。

ありがたいことにフードの支援が続き、しばらくは安心できそうです。
皆様、ご協力ありがとうございました。

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石松家管理人

保護犬シェルター【石松家】の管理人です。
サンホラとプロ野球が好き。

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