あんずに幸あれ
先日保護したワイマラナーの♀の子、あんずの情報がわんだん邸さんのインスタに載っていたので、僕が持っている情報も載せたいと思います。
かねてより、わんだん邸さんが保護したいと強く希望されていた子です。
その理由はインスタに載っている通りで、今回保護されたあんずという子は、以前保護していただいた――そして亡くなってしまったミルカ(元・りんご)と同胎犬、つまり同じ日に生まれた姉妹です。
ミルカは元気でしたが、首周りに大きな腫瘍ができたことで繁殖犬を引退することができました。
腫瘍は一度切除しましたが、転移したのか再発し、余剰犬となっていたところをわんだん邸さんが迎え入れてくれたという経緯があります。
僕が石松家を始める前のことです。


あんずを保護したいと強く求めている方がいると訴え、オーナーにずっと掛け合っていましたが、先日ついに手放してくれることとなり、わんだん邸さんに連絡をしました。
東京からすぐに飛んできてくれました。

これまで40頭以上の子を出産してきた。
僕は今、お世話になったいぬねこプロジェクトさんとは少し距離を置いています。
石松家を続けてみて、一つ一つ自分で決めて責任を負ったほうがやりやすいというのもありますが、やはり何かあった時に団体に迷惑はかけたくないという思いがあります。
会長にもその旨を話し、会長は気にしなくていいよ~と仰っていましたが、形式上、石松家は石松家で活動して参ります。
まあ、ずっとそんな感じでしたが……;
そのため、あんずを託した以上口出しはしませんし、信頼してお任せしております。
今まで保護をお願いした子達も、受け入れてくれたことに僕は心から感謝しています。
誰がなんと言おうと、ハニーも、りんごも、にこるんも、日向も、チェリーも、あじゃも、はつも、ガッツ石松子も、樹里も、松ちゃんも、ライカも、さくら子も、ダリアンも、ポコも、スプも、あずきも、ムサシも、アナも、アヴリルも、虎太郎も、えーっとほかにもダックスの子とか、ケリーブルーテリアの子とか、ワイアーフォックステリアの子とか、ミニチュアシュナウザーの子とか、まだまだいたと思うけど、あの子達はわんだん邸さんが迎え入れてくれたからあの地獄から抜け出せたのです。
誰がなんと言おうと、それが事実です。
シェルターを始める覚悟と、続ける難しさ。
それは僕も身を以て痛感しております。
だからこそ、居場所のないわんたちが安心して過ごせて、震えずに夜を越せる寝床があり、たくさんごはんを食べられて、きれいな水を飲める――そんなシェルターが身近にあることで、どれだけの命が救われたか。
僕のところに、何件か苦情というか、「団体に○○をやめさせてほしい」とか、そういったアレコレが来たことがあります。
気持ちはわかります。
しかし、僕は団体の方針に口出しするつもりはありませんし、託した以上、あの子達はもう僕の手を離れたと思っています。
毎月とんでもない額の家賃を払いながらも、シェルターを続けてくれる人達がいるから、確かに救われている命があるのです。
そのほかのことは、僕にとっては大した問題ではありません。
あの子達は、幸せを掴むための戦い、その機会をようやく手に入れたのです。
たとえ間接的に、人間社会のお金が絡む戦いに巻き込まれているのだとしても、僕達が目を向けるべきはそっちではなくて、僕達が直視しなくちゃいけない現実は檻の中のあの子達のほうです。
だって、ミルカとあんずのお母さんは、まだパピーミルで繁殖犬をやらされているのですから。
まつりはまだ、檻の中の地獄で戦っています。
そのまつりの姉妹も、繁殖犬を引退できていません。
僕は感覚が麻痺してしまったのでしょう、幸せのハードルが随分と低くなってしまいました。
ハエとネズミ。
酷暑と酷寒。
何一つ叶わない鎖された檻の中。
あの地獄に比べたら、「ごく普通」の家庭で暮らしている「ごく普通」のわんたちは、きっと前世で徳を積んで特別に神に愛され特別に選ばれた超幸運な子に違いない、そう感じてしまうのです。
ちなみに、ミルカたちのお父さんであるしおんは、数年前にレスキューされ既に本当のご家族と出逢っています。
さっきから何を言っているのか、伝わらない人には伝わらないかもしれません。
人それぞれバランシング・ポイントがあるように、保護活動においてどこまで許容できるかは難しい問題です。
石松家は石松家のやり方で今後もやっていきますが、これからもわんだん邸さんを頼らせていただくことはあると思います。
僕が億万長者なら話は簡単なのですが、そんな夢を見ている場合ではありません。
保護活動は、シェルター運営は、ぶっちゃけマジで大変です。
ですがそれは、足掻くのをやめる理由にはなりません。
皆様、いつもご支援ありがとうございます!
皆様からのご支援、その想いを胸に抱いて、いざ行かん――
確定申告!!
そして例のアレ
【2024年 寄付金】
(継続寄付含む)
1月 ¥143,000
2月 ¥40,000
3月 ¥50,000
4月 ¥32,000
5月 ¥35,000
6月 ¥12,000
7月 ¥5,000
8月 ¥27,296
9月 ¥79,624
10月 ¥224,200
11月 ¥158,912
12月 ¥153,024
合計 ¥960,056
【クラウドファンディング】
白夜の医療費 ¥198,772
庭の舗装工事 ¥1,402,668
合計 ¥1,601,440
総計 ¥2,561,496
2024年1月から12月まで、皆様から以上の寄付金を賜りました。
多大なるご寄付、誠にありがとうございました。
26日に、税務署にて申告させていただきまして、贈与税を支払うことになる予定です。
皆様の、わんたちのために使ってほしいという尊い想いが籠められた貴重なお金を、国に巻き上げられる仕方ないことですが、怒りの納税させていただきたく思います。
おそらく15万円ほど巻き上げられ納税することになるようです。
うおー!
今日ももやしがうめえ!!

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