
パピーミルで働いていた時、僕は何頭ものバーニーズマウンテンドッグの子を冷たい土に埋葬しました。
スマーン、ジャスミン、メニー、次男……。
みんな、助けられたはずの命でした。
引取屋のような団体に連れて行かれた子もいました。
しーちゃん、ラベンダー……。
もう生きている可能性は低いと思うけれど、せめて少しでも幸せを知ることができたかなあ。
最後にウィンという子が保護されたことで、あの繁殖場からバーニーズはいなくなりました。
運よくパピーミルから抜け出せても、幸せが約束されるわけではありません。
中には「保護犬」に逆戻りし、結局シェルターで暮らすことになってしまう子もいるのです。
それでも、彼女は健気に、元気に、活気に満ちた表情でその犬生を謳歌しました。
どれほど哀しい運命に翻弄されようとも、どれほど残酷な犬生を過ごそうとも、誰も彼女の笑顔を奪うことはできませんでした。
波乱万丈な犬生を、いつも、いつまでも愛らしい笑顔で生き抜いた彼女を、心の底から褒めて撫で回してあげたいです。
彼女の最後の時間を、本当に最後の最期まで寄り添ってくれたご家族様。
心より感謝申し上げます。
ずっと忘れないよ。
大好きな人達とまた会う日まで、どうか元気でね!

Until you see your family again…


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