白夜 ~眩い太陽の下で~
2024年1月4日、ラブラドール・レトリーバーの♀の子を保護しました。
2016年1月生まれらしいので、8歳になったばかりの子です。
過去に7回出産、1回死産を経験しています。
繁殖場で病によりガリガリになり、放置され、陽の当たらない昏い犬舎で死を待っていました。
僕には助けたい子が何頭もいます。
全員を保護できない以上、その子達に、歯を食いしばって順番をつけなければなりません。
年齢や状態から判断して、里親さんを見つけやすい子がどうしても優先されます。
シェルターの多頭飼育崩壊を防ぐための、苦渋の決断だということをご理解ください。
ですが僕の差別により、昨日、この子を保護しました。
その結果、保護が間に合わなくなり救われない命が出てくる可能性を、僕は知っています。
ですがこれは、誰かに言われたことではなく僕が決めたことです。
陽の当たらない場所で、ひっそりと死なせてしまうくらいなら、僕の家で死なせます。
昏い天井ではなく、眩い太陽の下で、この子を見送ります。
この太陽が沈まないよう、もう昏い世界で生きることのないよう、白夜と名を贈りました。
しかし呼びづらいのでビャッキーとかビャーとかビャビャビャって呼んでいます。
ビャー!
白夜は糖尿病でした。
ショックでしたが、症状を鑑みると腑に落ちる気もしました。
白内障も、それが原因だったのかと。
食べても食べても痩せてゆく一方だったのは、そのせいだったのかと。
苦しかったろうなあ。
こんな姿になるまで、独りで戦っていたんだね。
とりあえず、ビャッキーの病気が特定できたのは大きいです。
糖尿病の子のお世話をしたことがないので不安もありますが、やれることは全部やろう。
嘆くのはそれからでも遅くはない!
一番大きな問題は、ずっと続けなければならないインスリン注射の費用です。
これに関しては後日改めて記事に致しますが、はっきり申し上げまして、僕一人ではかなり厳しい問題です。
白夜の未来のために、何卒ご支援賜りたく、なんらかのアクションを起こそうと思います。
翌6日。
昨日の夕方にインスリン注射を打ってもらいましたが、今朝から何も口にせず。
尻尾は振ってるけど元気がない……。
今から再度病院へ行き、診てもらいます!
↑白夜の父犬、アイゼン(2020年12月1日)。彼はこの翌日、犬舎の中で独り旅立った。
支援金収支報告
↑エコー検査、血液検査、尿検査、フィラリア検査、避妊手術をお願いしました。
↑血液検査、インスリン注射。
↑K様より、白夜の医療費として多大なるご支援をいただきました。
心より感謝致します。
コメント
白夜ちゃんを助けていただき、ありがとうございました。
選ばなければならない命があることを頭で理解していることと
身を以てそのつらさに耐えなければならないことは
全くその重さが違う。
その判断をさせるよう後押ししてしまったこと。
本当に申し訳なかったです。
でも後悔はしない。白夜ちゃんを保護したことで
今回救えなかった子のためにも、絶対後悔だけはしない。
白夜ちゃんにも、もちろん保護主様にも後悔だけは
してほしくないし、させたくない。
そのために頑張ります!
手配したフードの詳細を書きますね。
1.ロイヤルカナン 糖コントロール 1kg×2袋
発送元 ペットゴー2番館
2.ベッツソリューション 糖尿病サポート 400g×10袋
発送元 サクラソーケンネル
昨日お話した、賞味期限の短いものです。
3.POCHI 3種のポルトリー 3kg×1袋
発送元 プレミアムドッグフードPOCHI
4.プラペ CP-シニア/CP-ラム&リンゴ/CP-チキン&ターキー
各150gの試供品です。ポスト投函になります。
発送元 プラネットペット
いつもありがとうございます。
決めたのは僕なので、お気になさらないでください。
温かなご支援に本当に助けられております!