私が本当に欲しかったモノ

タルちゃん速報

本当の家族の元で、第二の犬生を謳歌しているタルちゃん。
ママさんからタルちゃんの写真が届きました!

↑ぼさぼさタルちゃん。
↓トリミングサロンデビューを果たしたタルちゃん。

伴侶犬としての風格が滲み出ていますね~^^
今のママさんやご家族の皆さんと出逢うために、きっとタルちゃんは生まれて来たんだよ!
幸せな写真をありがとうございました!

そしてなんと……!
8月10日にタルちゃんとルイ君が石松家に遊びに来てくれました!

およそ3ヶ月ぶりにタルちゃんと再会した石松一家。
夕羽ユーヴァと迷子の柴太郎君(仮)は初対面です。
夕羽はタルちゃんよりもルイ君のほうが気になっていたようですが(笑)
そして何より、先日16歳になったお父さんの倉之助くらのすけ
娘であるタルちゃんとの絆を再確認できました。

タルちゃんママさん、遠くから遊びに来ていただきありがとうございました!

以下、無駄に長い雑記

進撃の記憶

8月7日はLinked Horizonの「進撃の巨人」ベストアルバム【進撃の記憶】の発売日でした。
「進撃の巨人」を知っている人にしか伝わらないと思いますが、新曲として始祖ユミルのイメージソング『私が本当に欲しかったモノ』が入っていました。

以前作った冊子に載せたラ・フォンテーヌ寓話の『狼と犬』。
冊子では物語のオチを載せていませんが、寓話では鎖に繋がれている犬に対し「マジ勘弁、餓えて死んだほうがマシですわ」と言って、狼はその場から退散します。
紅蓮の弓矢』の歌詞「死せる餓狼の自由」とは、まさにこのことを表した歌詞だと思うのです。
つまり鎖で繋がれている犬は壁の中の人類を差していて、餓えた狼は「たとえ死ぬことになったとしても俺は自由に生きたい!」というエレンの心情を表しているわけです。
(ただし冊子の後半部分は餓狼ではなく犬にフォーカスを当てていて、狼側の視点は本質ではなく、あくまでも人と犬の関係性を書いたつもりです。)

奴隷として生きたユミルは「アイ」も「ジユウ」も知らず、二千年もの間、自分を縛る何かを壊してくれる誰か――エレンを待ち続けていたわけですが……。
彼女は最後に救われたのでしょうか?
そして、彼女が本当に欲しかったモノとは?

アイもジユウも知らない、家畜的所有物にして奴隷的所有物。
原作では(アニメでも)舌を切られたのか(?)、ユミルは一言も喋らないし台詞もないのですが、奴隷として生かされ、死後も奴隷としての魂の在り方から抜け出せなかった彼女の胸の内はいかばかりだったのでしょうか。

なんでこんな話をしているのかというと、僕は進撃の世界観と繁殖犬達を廻る現実がどうにもリンクしてしまうからです。
それは以前書いた「安楽死計画」のこととかもそうです。

言葉を話さない(話せない)奴隷ユミルという存在と、言葉を必要としない繁殖犬という存在が、僕の中でリンクしていました。
そんな折、今回聴いた新曲『私が本当に欲しかったモノ』の歌詞からインスパイアされた結果、また膨らんだ妄想が爆発してしまったわけです。
犬が言葉を話さないことの美しさのような何か、そして言葉を手に入れてしまった人類の功罪のような何かについて、以前こちらで書き殴りました。

アニマル・アドボカシー

アドボカシー(advocacy)とは、「特定の事柄、考え、物などを提唱する、弁護する、もしくは代弁する」という意味です。
そして、アドボカシーを行う者のことをアドボケイトと呼びます。
即ちアニマル・アドボケイトとは「動物の立場を理解し世に知らしめる代理人」――「動物の代弁者」と言えます。

人と犬の真の共生社会を目指す僕達は、動物愛護の精神の涵養・啓発を多くの人に果たさなければなりません。
それはつまり、犬や猫を救うために我々は皆アニマル・アドボケイトになるべきなのです。
もっとも、アニマル・アドボケイトにはそれぞれ一人ひとりに異なるバランシング・ポイントが存在し、動物の権利福祉の狭間に潜む矛盾に苦悩、葛藤している人が多いでしょう。
アドボケイトがどの立場からモノを言うかによって、動物のための行いだと嘯くその理念に、不純な意志が見え隠れすることもあるように思います……。

動物のことを想っての行動にもかかわらず、それが正しい行いなのか不安になったり、自分の行いが本当の意味で動物のためになっているのか、この行為の果てに犬達が報われる社会があるのか――疑心と不信に呑まれそうになったり……。
結局のところ「代弁者たる我々が放つ言葉は、本当に動物が欲しているモノを意味しているのか? 本当に代弁できているのか?」という疑念が絶えることはないのだと気づきました。
どうしてか?
簡単です。
動物が言葉を話さない以上、その真意を完全に理解し、彼等が本当に欲しいモノを完璧に代弁しようなど不可能だからです。
傲慢ですね~、人類。

それでも!
言葉にして広めないといけないのです。
人類には言葉で説明しないと伝わらないのです。
言葉にしなくてもわかる、なんて甘い考えは捨てなければなりません。
僕達は、あの子達が本当に欲しかったモノを言語化して、適切な言葉を探し続けなければなりません。

言葉を奪われたユミルが、アイでもジユウでもない、本当に欲しかったモノはなんだったのか。
ソレを言葉で説明するのは難しく、ソレの名前を探すのは容易ではない。
言語の功罪。
この世界には、言葉でしか伝わらないモノが多すぎる。

今、アナタの愛犬が本当に必要としているモノ。
ソレがなんなのか、アナタにはわかりますか?
ソレに名前を付けるなら、アナタはソレをなんと呼びますか?
愛? 自由? それとも……。

目指すは一億総アニマル・アドボケイトだ!
٩( ”ω” )و

ねえ… 君ならわかりますか?
私が本当に欲しかったモノと… その名前が――

Linked Horizon『私が本当に欲しかったモノ』

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(オール・オア・ナッシング型のほうはプロジェクトが達成された場合のみの送付となります。ご了承ください。)
もう少々お待ちくださいませ。
つまらないものではありますが、是非お受け取りください。

保護した時はガリガリだった柴太郎君(仮)、体型よくなった?
やっぱり放浪していてまともに食べられていなかったのかな?
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保護犬シェルター【石松家】の管理人です。
サンホラとプロ野球が好き。

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