Jingle Bells!!
ご報告が遅くなりましたが、昨年末に保護したわんちゃんについて。
ミックス犬の♂の子で、年齢不詳です。
動きは若々しいですが、歯肉や眼の様子からシニア犬のような気もするし……。
保護に至った経緯の詳細を説明できず申し訳ないのですが、保護当日のこの子の状態を見て察していただけるのではないでしょうか。


飼育放棄、いわゆるネグレクトと呼ばれる虐待を受けていた子です。
しかし最低限のごはんは食べられていたし、飼い主の認識としてはお世話をしているつもりだったのでしょう。
石松家を始めて田舎に引っ越してから、この子のように屋外で飼育されているわんちゃんがたくさんいる現実を改めて思い知らされました。
田舎の、特に高齢者に多いと思います。
僕は「外飼い」を100%否定するつもりはありません。
数年前に、余剰犬のグレートピレニーズを屋外飼養の方に譲渡したことがあります。
その方は「犬は家の外で飼う」というポリシーを持っておりましたが、庭には立派な犬の家があり、冷暖房完備、温度センサーや警報装置、自由に出入りできる運動場も備えてあり、犬にとって快適な生活が送れる配慮がなされていました。
つまり気合いの入った方であれば、犬種や状態、あらゆる状況を考慮して、僕は外飼いの方への譲渡を否定するつもりはありません。
――が、この子はどう見ても違います。
言葉で説明するのも億劫になるレベルで、誰がどう見ても不適切な屋外飼養であることは確定的に明らかです。




石松家に迎え入れて、まずはボランティアさんと毛をバリカンで刈りました。
真冬に丸刈りは可哀想ですが仕方ない。
毛玉がガチガチに絡まっていて、パピーミルでも見たことがないほどでした。
僕が働いていた繁殖場でさえ、暑熱対策で一年に一度全頭丸刈りにしていたため、ここまでの状態になることはありませんでした。
多少暴れられましたが咬まれることもなく、とても穏やかで健気な子で、だからこそつらい目に遭い続けていた境遇に胸が痛みます。


カーテンが引き裂かれました。

正月が終わって病院へ。
クレートの中で暴れ回っていたので、もしかしたら入れられたことがないのかも?
時折呼吸が怪しいと感じていたのですが、案の定犬フィラリア症陽性でした。
予防薬なんて飲んでいなかっただろうし、ノーガードで何年も外で生きていたらそりゃそうなるわな。

登録と狂犬病予防接種も済ませました。
去勢手術は機を見て実施したいと思います。
この子はおそらくマルチーズとトイプードルのミックスだと思いますが……雪丸や春雨のような「自然な雑種」とは異なり、人為的に交配され生み出された「不自然な雑種」です。
(雪丸は外国の血が雑じっていそうな風貌をしていますが^^)
「雑種」という言葉に、ネガティブな印象を受ける方も多いと思います。
僕もかつてはそうで、何か代替できる表現を探しましたが、今は結構この「雑種」という言葉が気に入っています。
雑じった種。
《自然選択という摂理と進化の果てに、多くの命と血が雑じり、累代を重ね、やがて在るべき形を成した種》。
物は言いようですね。
そもそも全てカニス・ルプス・ファミリアリスという一つの種なのに、純血とか混血とかなんだかどうでもよくなってきました。
ですがミックス犬は違います。
不完全な愛護法による繁殖犬の年齢・出産回数制限によって、血統書が不要なミックス種を産ませようとする繁殖業者。
彼等もまた、人間のエゴの犠牲者です。
クリスマスも正月も、哀しい命達には全く関係がありません。
凍てつく風が吹く夜を、ただ震えながら必死に耐えています。
いつかそんな哀しい命達が、あの鈴の音の鳴り響く聖夜を幸せに過ごせますように。
命名、鈴太。
ボランティアさんが贈ってくれた名前に籠められた意味を、僕が勝手に解釈しました( ◠‿◠ )
りんちゃんをどうかよろしくお願い致します!




汐君もジングルベル!







汐君のご家族様からいただいた素敵な写真です!
お腹を壊して大変なこともある汐君……頑張れ~٩( ”ω” )و
健康な一年になりますように!


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