デザインACで制作したチラシ第3弾ッ！！！
『未来へ遺し伝うべきもの』。
加速する中二病。
サンホラの影響です。
オタクだった僕は学生時代、Sound Horizonというアーティストと出逢い、自分でもドン引きするほどの影響を受けました。
僕の文体は、Revo氏が紡ぐ歌詞をリスペクトさせていただいております。
サンホラはいいぞ。
今年発売した新譜には、猫の安楽死に関する楽曲もありました。
一つ治せば 一つ増えてゆく……
Sound Horizon『死を廻る刻の記憶』
病は神が定めた 摂理というやつなのか？
ただ生きていてほしいエゴ ⇔ 苦しむ姿見たくないエゴ……
矛盾した心に 引き裂かれそうだった……
この公式動画は『生という名の罪過』という曲ですが、動物病院で僕も先生に煽られた経験があります。
さすがに「ヘイヘイ！」とは言われませんでしたが……。
(；ﾟДﾟ)
獣医さんに限らず、高圧的な医者っていますよね。
こっちは犬や猫を病気にしてしまったという負い目があるので、言い返せませんし……。
完全に僕の趣味ですが、今後も動物に関連した楽曲は取り上げると思いますので、よかったら聴いてくださいね！（布教）
僕はマイナーな音楽を聴くのが好きで、昔からアニソンやメタルをよく聴いていましたが、最近真剣に聴くのはもうRevoの曲だけになってしまいました。
――と、どうでもいい話はさておいて、このチラシは遺伝病について書きました。
僕の保護活動の原点とも言える、マックスの遺伝病――変性性脊髄症（DM）の発症。
マックスがDMを発症していなかったら。
もしくは――介護の末、マックスをDMで死なせてあげることができていたら。
僕は会社を辞めず、今も宮城で働きながら、ただ色のない人生を歩んでいたかもしれない。
マックスの死を無駄にしてはいけない。
マックスの死に報いなければならない。
そうしなければ、僕は死後マックスと会うことができないのだ。
――この強迫観念のような思いをペットロスと呼ぶのかはわかりませんが、当時の僕はその一心のみで会社に辞表を出し、マックスが生まれた地である群馬へと無計画に赴いたのです。
マックスが命を懸けて、僕に遺し伝えてくれたものだと信じたかったのです。
ああ、撫でたいなあ。
また一緒に散歩に行きたいなあ。
会いたいなあ。
DMゼロを目指して
遺伝病のことも学びたいという思いで繁殖場で働き始め、すぐさまとてつもない無力感に襲われました。
そりゃこんなんじゃ遺伝病なくすなんて無理ゲーだろ！！
キャリア？
アフェクテッド？
お構いなし！！
添付する遺伝子検査結果報告書は？
アフェクテッドの項目は載せなけりゃ問題なし！！
クリアの項目だけ載せりゃヨシ！！
ふざけてんのか？
犬や猫の遺伝病は100％人間のせいです！！
野生動物は遺伝病になんてなりません！
弱い個体、歪な血筋は淘汰されるのが自然の摂理だからです！
今イエイヌやイエネコを苦しめる病は、ニンゲンのせいで遺され伝わり続けている呪いなのです！
現実を知り、衝撃を受けました。
何がヤバいって、この実態をオークションやペットショップも把握しているということ。
つまり全員グルです。
ブリーダーだけの問題だと、軽々しく考えていた昔の自分の無知を恥じます。
遺し伝うべきは･･･
この話を書こうと思ったらかなり長くなってしまうので、また別の機会にしますが、遺伝病ってのは人間の努力次第でゼロにできる可能性があるんですよね。
もちろん、人為的に生み出された純血種という特性上、完全にゼロにするのが極めて難しいのは理解しています。
ヒトだって奇形や障碍を持って生まれて来る命はありますし。
ですが腹が立つのは、その努力すらしていない繁殖業者が大勢いるという現実です。
ペットショップ、オークション、パピーミル……命を冒涜しているとしか思えません。
私達人間には、動物達の命の歴史を正しく紡ぐ責任があります。
傲慢だと言う人もいるでしょう。
ですが僕は、ノイヌやノネコのことを言っているのではありません。
イエイヌやイエネコです。
彼等は人間のエゴが、欲望を満たすために手を加えた命なのです。
正しく遺し伝えてゆく責任があります。
言いたいことが山ほどあるのですが、やはり長くなってしまうのでこの辺りで。
100年後、200年後の未来を想像した時、遺伝病のない世界が実現されていたら嬉しいです。
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