犬は散歩ができて当たり前?

犬には散歩がつきもの。
そんなイメージがありますが、実は散歩というのは生得的なものではなく、あくまでも愛玩犬、家庭犬が生きてゆく過程で身につける技能だと思われます。
散歩ができない犬を、僕は今まで何頭も見てきました。
そもそも彼等は、散歩がなんなのかすら知らないです。

生まれてから一度も外の世界を見たことのない繁殖犬にとっては、狭い犬舎、狭い運動場、交配する時に使用する狭い場所――それが世界の全てです。
一度も外の世界を見られず、一度も全力疾走さえできず、一度も散歩にすらいけない……。
そんな《在るべき犬生を送れない哀しい命繁殖犬》を見てきて思いました。
散歩というのは、できて当たり前のことではないのだと。

美鳥が、ついにリードを付けての散歩ができるようになりました!
元飼い犬だった大吉は別として、保護してすぐに外に飛び出した歩花や、目が不自由なのにどこまでも行こうとする倉之助は、特別な才能の持ち主なのかもしれません。
すげーよクラちゃん。
(;’∀’)
美鳥は庭で走り回ることはありましたが、リードを付けて道路に連れ出すと固まって動けなくなってしまうタイプで、散歩ができるようになるまで(というか明確にいつからできるようになったのかは不明)3ヶ月以上かかりました。
頑張ったね~。
きっかけがなんだったのかはわかりませんが……でも、楽しそうに歩いている美鳥を見ていると、僕も嬉しくなります。

汐は後肢の問題もありますが、ノーリードであれば呼ぶと駈け寄ってくるので、仮に散歩ができなくても公園やドッグランで遊べるのではないかなと思っています。

問題は若火。
この子は時間がかかりそうだ!
(+o+)
経験上、帰り道だけ急ぎ足で歩く子は、そもそも散歩自体が怖いのか嫌っている可能性が高く、最初から全く歩かない子より厄介な気がします。
まあ、それも個性ですよね。
長い目で練習していきましょう。
いつか散歩の楽しさに気づけるといいね!

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