




石松一家
マックス
2009.7.12 – 2020.2.23















石松
2014.1.27? – 2021.5.20







石松とシュン太。
シュン太は寝たきりで放置されていたゴールデンレトリーバーの♂の子。
狭い檻に閉じ込められ、褥瘡も酷く、見ていられない状態だった。
マックスの車椅子に乗せてあげたことがあり、写真はその時のもの。
その時に、少しだけパピーミルから連れ出して、外の世界を見せてあげた。
結局シュン太は、ひっそりと狭い檻の中で息絶えた。
ピクシー
ダグナ
恋
ベルサリウス
草原で待つあの子達
屋根裏の音楽
Theme of the Ishimatsuke
悠か遠い約束 果たすために 最後まで…
この夜空で ただ孤独に煌めく 見えない星
犬達が 哀しい命達が いつか虹色の夢を見られますように……
虹色の命

命は虹色に煌めく
灰色の命に せめて虹色の夢を
虹色の命に どうか在るべき《犬生》を
生まれちゃいけない命 そんな《物語》在りはしない
命を歓べない世界 そんな《未来》在りはしない
命は虹色に煌めく
いつかあの草原で
「今日は死ぬにはいい日だ」
澄んだ青空 眩い太陽
せめてキミの魂が どうか迷わぬように……
生まれて来なければいいのに… そんな願い… 灰色の雲が空を覆う…
生まれて来てはいけないのさ… こんな世界… 鈍色の風が生を運ぶ…
それなのに… 産声は天高く…
遠吠えは… 夜空を駈け廻る…
だから――
お前達に誓うよ
迎えに行くと… 抱き締めに行くと…
独りでは渡れない橋 その袂の草原へ……
生まれて来ては 死んで往く
亡骸に降る 砂と雨
最後の焔が 消えて逝く
届かぬ《煌めき》を抱いたまま……
だから――
お前達に誓うよ
迎えに行くと… 抱き締めに行くと…
独りでは渡れない橋 その袂の草原へ……
そして――
お前達と唄うよ
全ての命… 哀しみを乗せて…
《在るべき生を送れなかった星々》が翔け抜けた先 その彼方の蒼穹へ……
笑顔で あの橋を渡るために……
いつか《最期》が来たなら…
痛み… 悲しみ… 歓びに変えて…
笑うキミの面影に きっと会えますように……
遠吠え煌めく星の声(仮)

キミがまだ知らない星
どうか忘れないで
せめて憶えていて
キミがまだ知らない星々の
キミがまだ知らない物語……
オオカミと少年の物語
遠い 遠い 昔のお話
もう誰も憶えていない物語……
オオカミと少年 寄り添う命達
オオカミと人間 繋ながる命達
悠か遠い約束
星は優しく それを見ていた……
あの日の絆が繋いだ世界
檻の中で見る夢は どんな色をしているの?
四角い空は ただ虚しく……
夢の中で見る星は どんな色をしているの?
震える夜は ただ冷たく……
生まれる時代を選べない 寄る辺ない命達
孤独な星が 夜空を駈ける その軌跡が 誰かに届くように……
哀しい現実に 目を背けないで
戦うこともできずに朽ちる そんな命は悲しすぎる
在るべき生を送れず 辿り着いたあの草原で
彼等は誰を待てばいい……
もしも あの日 ぼくがあの子と出逢わなければ……
それでも… そんな世界… そんな未来… ぼくは……
後悔なんてしていないよ
あの約束を ぼくは今も信じてる
キミがまだ知らない星の物語
されど星は遠く吠える
「ここにいる」と…
「生きている」と…
ただ 叫ぶように…
星は 蒼く燃える
何もできなかった… 自分の無力さだけが 降り積もる日々
こんな《後悔》は… もう嫌だ… だから… 抗うしかないんだ
瞳が乾いても 《魂》だけは渇かないように……
あの草原を駈ける 在りし日の影
今はまだ… 会えないけど…
いつか胸を張って お前達を 強く抱き締めたいんだ……
「何のために生まれてきた?」
ただ 足掻くように…
星へ 腕を伸ばす
文明が手にした《繁栄》と《傲慢》
人は空さえも見下ろすけど…
見上げれば…
星は 優しく降り注ぐ……
――そんなもんさ 《ニンゲン》なんて……
あの草原を駈ける 在りし日の影
今はまだ… 会えないけど…
いつか胸を張って 《在るべき犬生を送れなった哀しい命》達を 強く抱き締めたいんだ……
あの夜空を翔ける 見えない星よ
唯独り… 流る星よ…
いずれ声を上げて 果たしに行く――
【悠 か 遠 い 約 束】 を……
「ここにいる」と…
「生きている」と…
ただ 証すように…
星は 遠く吠える



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