火葬
15日(金)、サリウスを火葬しました。
体重が5キロしかありませんでした。
そんな体で、よく生き抜いた!
お疲れ様。
ゆっくり休んでくれ。
サリウスは13年間、繁殖場の檻の中で戦いました。
とてつもない年月です。
13年間、狭い世界で走り回ることもできず、幸せを知らずに生きてきたサリウス。
今僕の所にいる倉之助や流星に至っては、15年もの間、昏い世界で生かされてきました。
同じ境遇で生き抜いてきたこの子達は、戦友みたいなものかもしれません。
あの環境に置かれている子達を、「戦友」なんて美化して呼ぶのは良くない気もしますが……。
戦友・リク
この子の名前はリク。
チャウチャウの♂の子で、ずっと繁殖犬として生きてきました。
サリウスと同じ繁殖場、同じ犬舎、同じ環境で、つらい目に遭ってきた子です。
↑繁殖犬時代のサリウス。左上に映っているのがリク。
しかしリクは、心優しい方が迎え入れてくださり、繁殖犬を引退し、イエイヌとして第二の犬生を驀進しております!
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↑の写真は保護当日のものです。
サリウスより一足先に在るべき犬生を取り戻したリク。
リクとリクのご家族さんは、石松家創設後に会いに来てくれました。
↑かつての戦友が感動的再会ッ!! まさか憶えていないなどということはあるまい。
ボロボロの状態だったリクを知っているので、愛されている姿を見て泣けてきます。
よかったなあ、リク。
戦友。
共に戦ってきた仲間達。
しかし現実は、戦った者全員が幸せになれるわけではない。
リクのように、戦いの果てに第ニの犬生を手に入れた友もいれば、それが果たせず散っていった友もいる。
いや、むしろ後者のほうが圧倒的に多いのだと思う……。
今日もまた、1頭のバセットハウンドの子が、繁殖場の中で命を散らしたそうです。
冥友達へ
死んで行った戦友達に報いるために、できることを一つずつやるしかありません。
美鳥、若火、鞠々――この子達の里親さん探しを加速させるべく、活動していきます。
とりあえずこのチラシを桐生駅に置かせてもらいます。
許可はいただいたので、今週中には仕事帰りに寄ろうかなと思います!
もし誰かしら里親さんが決まったら、大型・小型にもよりますがまたレスキューできるかもしれません。
↑この子は倉之助の娘。
繁殖場で今も戦っています。
耐性のない方にはつらい映像かもしれません。
ですがこれが現実です。
パピーミルでは365日24時間、このような劣悪な環境で生きている命がたくさん在るのです。
それは、アナタの愛犬のお父さんやお母さんかもしれません。
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