看取るつもりで迎え入れた倉之助のほかに、我が石松軍にはほかに2頭のシニア犬がいます。
↑2008年生まれ(?)の倉之助。
ピン
ミニチュアピンシャー♀のピン。
2010年生まれです。
ピンシャーだからピン?
よくわかりませんがそういう名前だったので、そう呼んでいます。
元繁殖犬で、とんでもない回数、出産を経験しています。
お腹を何度も切られていて、子宮と膵臓(?)が癒着していました。
歯もボロボロでほとんど抜きました。
さらには漏斗胸で、脂肪腫もあり。
白内障で目も見えなくなってきましたが、まだまだ元気です。
ピンは元々、ダグナという3本足のミニチュアダックスフント♀の子を保護する時に、一人じゃ寂しいだろうから相方として迎え入れた子でした。
この時期がずれていたら、おそらくピンは迎え入れていなかったと思います。
ダグナは今年5月に亡くなってしまいました。
とても可愛い子でした。
また会える日を楽しみにしています。
ベルサリウス
ダグナとピンと暮らし始め、その後恋という子を迎え入れ、見送り、さらに迎え入れたのがベルサリウスというウィペット♂の子でした。
2009年生まれです。
この子は繁殖場で寝たきりになっていて、もう助からないだろうという状態でした。
見ていられず、衝動的に連れて帰ってしまいました。
復活しました。
やはり環境なんですよ!!
あんな酷いところにいたら、生きる気力だってなくなるだろうし……。
↑復活ッ!! ダブル・サスペンション・ギャロップッ!!
生き様までは奪えんぞ!!
3頭とも元繁殖犬、12年以上散歩経験なし!!
散歩デビューした年齢は、ピンが12歳、サリウスが13歳、倉之助が15歳!!
とんでもねえ遅咲きのオールドルーキーたちだぜ!!
それまで外の世界を知らなかった元繁殖犬達が、今や堂々と大地を踏み締めているッ!!
生まれた場所が違えば、きっともっと幸せな犬生を歩んでいたであろう石松軍三大天の重鎮達。
犬達は、いや、全ての与えられた命達は、生き方を選ぶことは難しい。
――だが!!
【不幸】よ そこで見てるか?
Sound Horizon 『希望の詩』
運命を選べない俺達の 涙を 汗を 血を
だがな!! おい!! 生き様までは奪えんぞ!!
生きることを諦めず、ようやく辿り着いたこの地で、この子達は最大限の活力を発揮し今日を生き抜いています。
命に感謝。
ピンもサリウスも倉之助も、皆《与えられた命がその檻の中で出逢い懸命に煌めく場所》で燃えるような生き様で、毎日を戦っています。
僕はよくサンホラの曲を聴いてマジ泣きするのですが、今年『希望の詩』を聴いた時は近年稀に見るガチ泣きを果たしました。
やべえよあれ。
何度聴いても泣ける;;
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