繁殖犬のまま死ぬということ

いつかこの現実が報われるように

イングリッシュ・コッカー・スパニエル♂、12歳の現役繁殖犬だった子が、24日夜から25日朝にかけて、誰にも看取られることなく、繁殖場の犬舎でひっそりと息絶えました。
ここ最近、繁殖場での訃報が何件も届いています。
コーギー♂、パグ♀、そしてこのコッカー♂――皆、外の世界を知ることなく、繁殖犬のまま死んで行きました。
ボロボロの体です。
♂に関しては法律による年齢制限もないため、この子のような悲劇がどこの繁殖場でも未だに繰り返されているのでしょう。
僕は死んで行った子の亡骸の写真をたくさん撮りました。
忘れないようにするためです。
そして、いつかこの子達の死に報いなければならないと思ったからです。
ペットショップでコッカーの子犬を買った方々――その人達を責めるつもりはありません。
ですが、アナタが今愛しているその子の父親かもしれない子が、誰にも愛されずに死んで行ったというこの現実に、少しでいいので想いを馳せてほしいのです。
きっと多くの人が少し想ってくれるだけで、何十年か先にこの現実は報われるかもしれません。
今は無理でも、いつか、遠い未来になるかもしれないけれど……。

年齢不詳のラブ♂、里親様募集中

信じられないことに、血統書がないため誰も年齢も出自も把握していないラブラドールレトリーバーの♂の子がいます。
仮にもブリーダーを名乗っていながら、本当にそんなことがあるのかと唖然としますが、実際にもう年齢を確かめる術がないため、何歳かわからないのです。
生まれはどこかの繁殖業者のようで、いろんな繁殖場を流れてきたのかもしれません。
若くないことだけは確かで、8~10歳くらいでしょうか?
どちらにせよ、交配にも全く使っていない飼い殺し状態で、里親さんを探すので手放すよう交渉し許可を得ました。
本当はすぐにでも保護したいですが、石松家では現状難しいです……。
例によって丸投げ譲渡なので、譲渡費用は交通費のみいただきたく思います。
どうかよろしくお願い致します。

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保護犬シェルター【石松家】の管理人です。
サンホラとプロ野球が好き。

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